環境・リサイクル機器

RPF製造設備

一般廃棄物対応型 RPF製造設備
標準フロー図
一般廃棄物対応フロー図

特長

シンプルなプロセス
軟質系廃プラスチック・古紙類の処理用に開発されたマルチシリーズの機器群がシンプルなプロセスを構築し、優れたRPFを製造します。
大きな原料でもRPF化が可能
大きなホッパーを備えた一軸剪断式破砕機マルチロータ1台で、大きな原料でもRPF化が可能な寸法まで破砕することが出来ます。又、一次破砕機として二軸剪断式破砕機ガリバーを付帯することで効率よく破砕処理することが可能です。
燃料として優れた製品形状
比重が軽く、かさばる廃プラスチック・古紙類が燃料に適した比重に成形固化されるため、ハンドリング性に優れ、化石燃料代替として使用できる高カロリーな燃料が製造できます。また、φ6mm迄成形可能なため、空気輸送装置等を利用した吹込み燃料の代替としても利用可能です。
燃料発熱量の調整が可能
廃プラスチックと古紙類の混合割合を調整することで製品自体の発熱量を調整することができます。

RPFとは

RPFとは
Refuse Paper & Plastic Fuelの略称であり、主に廃プラスチック・古紙類を原料とする固形燃料です。原料を限定して製造するため、燃料としての品質・特性が優れています。
RPFの概要
RPFシステムによって、リサイクル困難な廃プラスチックや古紙類は廃棄されることなく、微粉炭や重油等の化石燃料の代替燃料“RPF”として生まれ変わり、資源保護やCO2削減等に貢献します。
比重が小さく、処理が難しいフィルム・シート・ロール状原料等を効率的に破砕処理し、燃料として適した性状の固形燃料RPFを製造します。
RPFの燃料特性
原料組成 廃プラスチック・古紙類
低位発熱量 6000~10000kcal/kg(原料の混合割合により調整可)
製品サイズ φ6~φ20×10~40mml
製品比重 0.3~0.6

一般廃棄物対応型(オプション)

一般廃棄物を含めたリサイクル困難な廃プラスチックや古紙類を “RPF”に!
PVCや金属類等はRPF自体の品質を低下させるだけでなく、構成機器の突発的なトラブルの原因ともなります。本設備では通常のRPF製造設備フローの前段に専用開発された選別機類を設けることで、これら不適物を自動的に除去。受入原料の間口を広げると共に、設備の安定操業と更なる資源の有功活用を図ることが出来ます。

標準機種と処理能力

設備型式 処理能力
(t/h)
破砕機型式
(マルチロータ)
成形機型式
(マルチプレス)
設置スペース
W×L×H(mm)
RP050 0.5 MRZ37 MPV0600K 7×23×8
RP100 1.0 MR6/24 MPV1600K 7×24×8
RP200 2.0 MR7/32 MPV2400K 8×30×10
RP400 4.0 MR8/48 MPV2400K×2 8×40×10
RP500 5.0 MR9/48 MPV3000K×2 10×45×12

注記)
1. 処理能力は製品サイズφ8mmの場合を示します。なお、原料水分・成分などの原料性状により処理能力は変動します。
2. 設置スペースは製品を野積みした場合の参考スペースです。