環境・リサイクル機器

高含水汚泥処理システム
オデッサ・アースシステム

オデッサ・アースシステム
オデッサ・アースシステム 処理前・処理後
オデッサ・アースシステム 基本フロー
オデッサ・アースシステム トロンメル型供給機・エコミキサー外観
高含水の汚泥を脱水せずに直接造粒固化する画期的なシステム

特長

  • OEシステムは高含水の汚泥を脱水せずに直接造粒固化する画期的なシステムです。
  • 主な対象原料は建設汚泥、浚渫汚泥。砕石汚泥などの無機汚泥で、含有水分が40~60%程度のものです。
  • 本システムの処理製品は第二種改良土の基準に適合し、また再泥化のない改良土で、盛り土材、埋立材、路床材、造成材などの用途に適した土木材料として高い品質を有しています。

従来技術との比較

従来、汚泥の処理は、石灰系またはセメント系固化材と混合する方法がとられていました。そのため、良好な処理製品を得るには、事前に脱水処理をすることが不可欠であり、高額の脱水設備および運転コストを必要としました。これに対し、OEシステムは事前の脱水処理が不要であるため、処理設備、行程が簡略化でき、処理コストも大幅に低減することが可能です。

比較項目従来方式OEシステム
原料性状
  • 含有水分≒30%以下
  • 含有水分≒40~60%
事前の脱水要否
  • プレスによる脱水必要
  • 石や砂を含む建設汚泥の場合、脱水前にこれらを除去する必要がある
  • 脱水不要
  • 脱水不要のため、特に大きな石などの異物除去のみで対応可能
排水の有無
  • 排水あり
  • 放流の場合は処理必要
  • 排水なし
薬剤/固化剤
  • 高分子凝集剤
  • 石灰系/セメント系固化剤
  • 高吸水性高分子
  • セメント/セメント系固化剤

製品用途例

  • 盛土材/埋立材/土地造成材/裏込材/路盤材/軟弱土の土地改良材/築堤材

標準機種と処理能力

型式 処理能力 t/h 設備動力 kW
OE-30 20~30 40(18.5)
OE-60 40~60 45(22)
OE-100 70~100 65(37)

※処理能力は原料の種類・性状により異なります。
※設備動力は標準的配置の場合の概略値です。
 ( )内はミキサー用電動機を示します。