みんなの仕事がつながって、
社会を支える価値になる

アーステクニカの環境事業では、
プラスチックや木材、
金属スクラップといった多様な廃棄物を
効率よく破砕する破砕機や、
廃棄物を原料ごとに高精度に選別する選別機、
それらを組み合わせたリサイクルプラントの
開発・設計、製造を行っています。
循環型社会の実現に必要不可欠な
これらの製品の中から、
近年重要度がより高まっている
プラスチックリサイクルの
プラントに
フォーカスし、プロジェクトに携わった
メンバーたちの仕事へのリアルな想いを
紹介します。

独自技術をいかして
循環型社会の実現へ

地球環境保全、循環型社会の実現にむけて、プラスチックのリサイクルが重要な社会課題となっている。使い終わったプラスチックをもう一度プラスチック製品に生まれ変わらせる「マテリアルリサイクル」には、企業や家庭から回収したプラスチックを砕く技術と、PE(ポリエチレン)・PP(ポリプロピレン)・PS(ポリスチレン)といった種類ごとに選別する技術が必要となる。アーステクニカは、長年にわたって培ってきた破砕技術と選別技術を結集したマテリアルリサイクルプラントをリサイクル業界に提供している。

大規模プラントの
難易度の高い工事に挑戦

ある日、西日本を拠点とする大手リサイクル企業から、アーステクニカに新たなマテリアルリサイクルプラント導入に関する相談があった。営業担当の清末は、嬉しさを感じながらも気持ちを引き締めた。破砕機と選別機5台を組み合わせた、それまでに手掛けたことのない規模の大型プラントだったからだ。しかも、通常よりも短納期、さらに既存の建屋に据え付けるという難しい条件をクリアしなくてはならなかった。 プラントの正式な受注、そして納入に向けて、プロジェクトが動き出した。まずは営業の清末、プラント設計の川路がお客様のもとへ赴き、仕様やコスト面の要望に関する詳細なヒアリングを行った。同じ種類の設備の設計、工事を担当したことのあった川路だったが、「今回の納期や据付工事の条件はかなり難易度が高い」と思った。

お客様が求めるプラントの仕様の確認、設計図の作成と並行して、コストの見積が行われた。コスト企画を担当する森下が、設計図を基に八千代工場での破砕機の組み立てや選別機、部品などの調達にかけられるコストを算出。それを受けて、調達担当の大庭が、品質、価格、納入までの時間といった条件を考慮しつつ、時には1つのアイテムにつき10社近い企業に声を掛けて最適な調達先を探していった。納期が厳しい中で品質と利益を確保するプランを実現するのは、容易ではなかった。だが、営業、技術、コスト企画、調達が連携をとりながら、お客様に納得してもらえる提案をまとめあげて正式に受注することができた。営業担当としての最初の責任を果たした清末は「プレッシャーから解放されようでした」と注文書をもらった日の気持ちを語る。

正式に受注が決まると、プラント製作が本格化する。電気設計を担当した関は、「初めてゼロから手掛ける大型案件」ということで高いモチベーションを持って課せられた業務に取り組んだ。プラスチックを高精度に選別する要となる検知器(センサー)や5台の選別機をコントロールする複数の制御盤などの設計を一つ一つこなしていった。その頃、八千代工場では、破砕機の製造が行われていた。大里による工程管理の元、今回のプラント向けに設計された破砕機が、品質の確保、ミニマムコストの達成をテーマに、作業の安全を第一に組み立てられていった。
5カ月後、設計作業、機械の組み立てが終わると、いよいよプロジェクトの山場ともいえる据付工事が行われる。今回の据付工事は、さながらパズルのようだった。

お客様の建物内の限られたスペースに破砕機と5台の選別機を据え付けるためには、綿密な計画を立てて、その通りに進める必要があった。機材を運び込む順番やルートを一つでも間違えてしまうと、きっちりと納めることができなくなる。こうした中で調達を担う大庭には、決められた日に決められた設備や機材が現地到着するように、間違いなく手配することが求められた。「発注先におまかせではなく、発送予定日にも先方に確認を入れるなど、納入日のミスが起こらないように徹底した」と大庭はいう。据付工事が無事に終わると、プラントは試運転を経てお客様に引き渡され、プロジェクトは区切りとなる。

一つのプロジェクトを越えて、
次のステップへ。

プロジェクトを無事に成し遂げたメンバーたちに、それぞれの想いを尋ねてみた。
川路は、「工事や生産管理部門との連携がうまくいったから、プロジェクトを成し遂げることができた。改めて連携の大切さを学んだ」とチーム全員の働きを讃えた。また大庭は「このプロジェクトでより正確な調達業務を行うことへの意識が高まった」と、関は「今回のプロジェクトは自分にとって初めての大型案件での経験であり、その後の大型案件での設計業務に経験を役立てることができた」と、自身の成長を振り返る。プロジェクトに関する特別な感想を敢えて表現しない者もいる。 「品質と効率やコスト、安全に徹するのはどの仕事も同じ。与えられた仕事を確実にこなすとともに、担当する生産現場の生産性を常に向上させることが自分の役割」という大里である。森下と清末の二人は、同プロジェクトのアーステクニカにとっての意義を熱く語ってくれた。「今回の案件で、当社ならこの規模の大型プラントがどのような納期、コストで実現できるのかという証明が得られた」という森下。 また清末は「限られたスペースへの大型機械の据付け、プラスチックの高精度な選別など、アーステクニカの力を示すことができた。プラスチックリサイクルへの需要がますます高まる中で、ビジネスチャンスはどんどん膨らんでいくのではないか」と目を輝かせる。

プロジェクトが終わってから、数年。
今日も、アーステクニカでは様々な事業分野で多くのプロジェクトが進行し、社員たちがそれぞれの想いを抱きながら、自分の仕事に向き合っている。