サステナビリティ

SDGsへの取組み

アーステクニカのSDGs

2015年に、“2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標”としてSDGsが国連で採択されました。SDGsは17のゴールと169のターゲットで構成され、政府や国際機関だけでなく企業も主体的に自然環境や現代社会の課題を克服し目標を達成することが求められています。

当社は、破砕・粉砕・選別技術から派生したリサイクルや再資源化、環境貢献度の高い技術・製品を通じて地球環境保護へ取り組んできました。例えば当社が国内で初めて市場投入したRPF(廃プラスチックを原料とした固形燃料)製造設備では、生成したRPFは石炭の代替燃料として使用され、燃焼時のCO2は石炭燃焼時のそれと比較して約67%に抑えられ、その結果CO2削減量は年間約10万トンに及びます(注1)。また廃プラスチックのマテリアルリサイクル設備では年間約39万トン余りが選別処理されていますが、仮に再利用された分を焼却処理したと想定すると約54万トンのCO2削減(注1)、先ほどのRPFと合わせて年間約64万トンのCO2を削減したことになります(注2)。これは7,358万本の杉人工林が1年間に吸収するCO2の量に相当し、その面積は東京都の面積のおよそ1/3にあたります(注3)。

  • (注1)CO2排出係数は、一般炭 2.33、RPF 1.57、その他の廃プラスチック類 2.77(単位はtCO2/t)。
    https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/files/calc/itiran_2020_rev.pdf
  • (注2)当社が納入して現在稼働している設備の、使用時合計量。
  • (注3)杉人工林のCO2吸収量は1本あたり年間 8.8kg、面積は1,000本/1haで換算している。
    https://www.rinya.maff.go.jp/j/sin_riyou/ondanka/20141113_topics2_2.html

前述の例が示すとおり、当社の技術や製品とSDGsとの親和性は極めて高いものがあります。私たちは、現状に満足することなく今後も既存製品の改良をすすめていくとともに、脱炭素社会の実現とさらなるリサイクル率の向上などの社会要請に応えるため、新技術の開発や製品の提供を通じて、直面する環境や社会の課題とも向き合ってまいります。
また当社は、就労環境の改善や地域貢献にも力を入れていきます。当社はSDGsへの取り組みのなかで、より持続可能で、より良い世界の実現に貢献する企業であり続けます。

代表取締役 社長 西 昌彦

アーステクニカで注力するテーマ