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自走式破砕機「SEASER」が日刊工業新聞社 機械工業デザイン賞IDEA「審査委員会特別賞」を受賞

2025.08.04

川崎重工グループのアーステクニカが開発した自走式破砕機「SEASERTM (Saving Energy / Advanced Safety / Environmental Recycling)(シ―サー)」が、日刊工業新聞社が主催する第55回機械工業デザイン賞 IDEAにおいて「審査委員会特別賞」を受賞しました。

贈賞式 (中央:西社長と社内出席者)
贈賞式 (中央:西社長と社内出席者)
受賞祝賀パーティー 西社長による受賞者挨拶
受賞祝賀パーティー 西社長による受賞者挨拶

「審査委員会特別賞」に選ばれた「SEASER」は、建設工事を行なう際に副次的に発生するコンクリート塊やアスファルト塊を、再生骨材や再生合材としてリサイクルするための自走式破砕機です。
これまでの自走式破砕機は、油圧駆動や電動機駆動が主流でしたが、本機ではエンジンの回転出力を直接破砕機に伝達する画期的な省エネ性能「NCD(Non-Conversion Drive)方式」を採用しました。自走式破砕機で使用する動力の中で最も大きな割合を占めるジョークラッシャの運転において、電気や油圧にエネルギーを変換せず直接運転することで、エネルギーの変換ロスを大幅に削減し、当社比10%以上のエネルギー効率向上を実現しました。
また、本機に搭載したジョークラッシャは、2022年度に発売した鉄鋼スラグ処理専用の破砕機「AUDIS JAW™(オーディス ジョー)」の機構を踏襲しており、出口セット油圧調整機構搭載による高いメンテナンス性と破砕困難物を自動排出する高い堅牢性が特長です。さらに破砕室形状の変更により当社比 約20%の処理能力向上を実現しています。

今回の受賞を励みに、今後も積極的に破砕やリサイクル技術の開発、新市場の開拓に勇気を持って果敢に挑戦し、お客様の信頼に応える製品の提供を通じて、資源循環型社会の実現に貢献していきます。

自走式破砕機 「SEASER」
自走式破砕機 「SEASER」

【ご参考】