エコへの取り組み

環境報告書2018年度

1.生産活動における環境負荷低減

(1)地球温暖化防止活動
2017年度は鋳込量の増加により、CO2排出量は2016年度に比べ5.6%増加しました。しかし、原単位ベースでは連続熱処理炉の更新による都市ガス使用量の削減、空圧室75kWコンプレッサーの更新による電気使用量削減等により、2.3%減少しました。
■温室効果ガス排出量(CO2換算)
温室効果ガス排出量
※排出量算定に用いる東京電力のCO2換算係数はすべて2008年度の値(0.425tCO2/千kWh)としている。また、原単位は排出量の大部分を占める鋳鋼工場の排出量を鋳鋼鋳込量で割った値を示す。
(2)廃棄物削減活動
2017年度は2016年度と比較して総排出量は0.3%と増加しました。しかし、原単位ベースでは5.2%減少しました。
■廃棄物排出量
廃棄物排出量
※排出量は(株)アーステクニカ八千代工場の値,原単位は排出量の大部分を占める鋳鋼工場の排出量を鋳鋼鋳込量で割った値を示す。

2.実施した活動

(1)連続熱処理炉更新による都市ガス使用量削減
炉壁に断熱性の高い炉材を使用することで熱効率を高めた新型炉を導入し、従来の炉より都市ガス使用量を約13%削減することができました。
(2)空圧室75kWコンプレッサーの更新による電気使用量の削減
設備の稼働に合わせ従来のコンプレッサーと最適に組合せることにより効率的な運転が可能となり、鋳鋼工場コンプレッサー全体の電力使用量を約13%削減することができました。

3.2018年度の活動

(1)CO2排出量削減に向けて
①鋳鋼工場天井照明のLED化による電気使用量の削減
②鋳鋼品不良率の低減による再製作エネルギー使用量の削減に取り組みます。
(2)廃棄物排出量削減に向けて鋳鋼工場において
①ディスクブレーキ用カケ堰の減容化によるBライン廃砂量の削減
②鋳鋼品不良率の低減による廃棄物削減に取り組みます。
(3)環境分野において新製品、新技術を開発することにより、製品・技術を通じた環境貢献を図ります。