「砕く技術」で
地球環境の未来に貢献

私たちの日常生活や企業の活動からは、金属、プラスチック、木材といった様々な材質のゴミ(廃棄物)が日々排出されています。社会の持続的な発展のためには、地球環境に負荷をかけないよう、ゴミをリサイクル(再生利用)することが求められます。リサイクル工程では原料の結合を解き、ハンドリングしやすいサイズにするために「破砕機」が必要不可欠な技術として活躍しています。
環境事業では、自動車等の金属ゴミや家電ゴミ、包装袋等のプラスチックゴミまで多種多様なゴミをリサイクルするために必要な破砕機やリサイクルプラントを生み出し、時代の変化にあったリサイクルを実現することで地球環境の未来に貢献しています。

破砕機と選別装置を
組み合わせた
リサイクルプラントを構築

環境事業では廃棄物を砕く破砕機に加え、廃棄物を原料ごとに自動で分別する「選別機」についても世界シェアNo. 1の選別機メーカー、TOMRA Sorting社との協業で製造・販売しており、破砕機と選別機を組み合わせたリサイクルプラントにおいても、豊富な納入実績を持っています。

様々な廃棄物に対応した
幅広いラインナップを展開

日常生活や企業の活動からは、日々様々な大きさや材質の廃棄物が排出されます。
環境事業では幅広い製品ラインナップを展開し、廃車になった自動車のような大型の金属ゴミから食品の包装に使われる薄くて小さなプラスチックゴミまで、様々な廃棄物のリサイクルを実現しています。

「砕く技術」を
新たにバイオマスに適用

生物から生まれた資源を指す「バイオマス」は、生物と日光、二酸化炭素がある限り持続的に再生利用することができる資源として注目され、燃料やたい肥など幅広い分野で活用されています。当社の環境事業においても2017年に「植繊機」をラインナップに加え、「砕く技術」をバイオマス分野に適用しています。剪定枝などの草木ごみを分解されやすいように細かく砕く植繊機の技術は、主にたい肥の製造に活用され、農業という新たなフィールドで地球環境の保護と人々の豊かな生活に貢献しています。

小型家電など、プラスチックや金属が混ざった「雑品スクラップ」のリサイクルに特化した破砕機です。高純度の金属材料が取り出せるようにスクラップを細かく砕くことで、資源の有効活用に貢献しています。

機械内部に取り付けられた「ハンマ」が金属スクラップを破砕し、金属のリサイクルを実現します。廃車になった自動車のような大型の金属スクラップの分解を中心に活躍しています。

家庭等から排出されるプラスチックごみを破砕、洗浄、選別し、再生プラスチックトレーや搬送用パレットに生まれ変わらせる「マテリアルリサイクル」を実現するプラントです。

※掲載情報は取材当時によります